楽天全米株式インデックスの実質コストは0.3%!eMAXIS Slim S&P500との比較は? | 投資信託

2019.10.18追記:
この記事は楽天全米株式インデックスの運用報告書が出る前の実質コスト予想記事となります。
実際の実質コストについては以下の記事のなかに出てきますのでそちらを御覧ください。

楽天全米株式インデックスは2018年10月に登場したファンドで、米国株式インデックスであるVTIに連動する運用方針をとっています。
このファンドは信託報酬0.16%と格安でVTIに投資できることから非常に話題になりました。

しかし、運用報告書が出てきて、実質コストが割高であることが分かりました。

この記事では全米楽天全米株式インデックスの実質コストとeMAXIS Slim S&P500との比較(予想)を紹介します。
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実質コストの算出

楽天全米株式インデックスの実質コストを算出してみましょう。

以下は 楽天全米株式インデックス の運用報告書の一部です。
(※まだ2019年最新の運用報告書は発表されていないので、2018年のものとなります)
楽天全米株式インデックスの運用報告書でのコスト
運用報告書より引用
この運用報告書によると、2017/9/29-2018/7/17の隠れコストは0.203-0.097=0.106%あることが分かります。
2017/9/29-2018/7/17の銀行系の営業日は194日で、一年間の銀行系の営業日はおよそ245日ですので、隠れコストを年率に直すと(1+0.106/100)^(245/194)-1=0.134%となります。

楽天全米株式インデックスの信託報酬は現在0.160%なので、年間の実質コストは0.134+0.160 = 0.293%となり、およそ0.3%の実質コストがあることが分かります。

※この報告書は前期のものなので、今期では実質コストが低下している可能性はあります。
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実質コストが高くなってしまう理由

楽天全米株式インデックスの実質コストが高くなってしまう理由は直接外国株式に投資するのではなく、VTI ETFを購入している点にあります。

以下は楽天全米株式インデックスのファンド構造です。
楽天全米株式インデックスのマザーファンド構造
運用報告書より引用
楽天全米株式インデックスはVTIに投資しているため、以下の箇所で税金を取られています。
これが実質コストが高くなっている理由です。
楽天全米株式インデックスのマザーファンド構造
運用報告書より引用
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eMAXIS Slim S&P500との比較(予想)

同じような信託報酬が格安な米国株式インデックスファンドであるeMAXIS Slim S&P500との比較をしてみます。
とは言え、eMAXIS Slim S&P500は新しいファンドのため通期の運用報告書がまだなく、Slimシリーズのファンドの実質コストからの予想となります。

ここではeMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンドの運用報告書から予想していみることにします。
以下がeMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンドのコスト一覧です。
eMASIX Slimの運用報告書でのコスト
運用報告書より引用
ここから年間の隠れコストをさきほどと同様に算出すると、0.0788%と楽天全米株式インデックスの半分程度となります。
eMAXIS Slim S&P500の年間の信託報酬は0.173%ですので、年間の実質コストは0.252%となります。

上記の結果はあくまで予想ですが、楽天全米株式インデックスとeMAXIS Slim S&P500の実質コストは0.05%程度の差があることが予想されます。

年間0.05%の差の長期運用での影響

参考として、5年、10年、20年、30年の長期運用をしたときに、年間0.05%の差があるとどれだけ損をするかを以下に記載しておきます(※累計です。年率ではありません)。

5年 : -0.250%
10年: -0.501%
20年: -1.005%
30年: -1.511%
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まとめ

この記事では全米楽天全米株式インデックスの実質コストとeMAXIS Slim S&P500との比較(予想)を紹介しました。

なお、全米楽天全米株式インデックスはVTIに、eMXIS Slim S&P500はS&P500に連動するファンドで、それぞれベンチマークが異なるため最終的な運用損益の差は実質コストの差とはなりませんのでご注意ください。

また、VTI vs S&P500を考慮した楽天全米株式インデックス vs eMAXIS Slim S&P500については以下の記事にまとめています。
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