なお、以前の記事ではColumns UIを用いて、以下のレイアウトを構築したところまで説明しています。Columns UIが分からない方はまずそちらをご覧ください。

この記事は「foobar2000 基礎編シリーズ」の一部の記事です。トップページや前後の記事へのリンクは以下です。
Album List Panelとは?
Album List PanelとはColumns UIのレイアウト要素のひとつで、foobarの楽曲ライブラリの曲一覧を表示し、プレイリストを作成する機能を持っています。また、フィルター機能が備わっており、柔軟な曲検索を行い、そのプレイリストを作成することができます(※正確に言うと、フィルター検索機能はもともとfoobarに備わっている機能で、Album List Panelはfoobarのトップ画面のまま行えます)。
例えば「今年に追加したもので、自分でつけたレーティングが4の楽曲のプレイリストを作成する」ということも行えます。
Album List Panelをfoobarに追加するには?
Alubm List Panelはfoobarの標準機能ではなく、また、Columns UIの標準レイアウト要素にも入っていません(配布元はColumns UIの開発者ですが)。よって、Album List Panelは自分で追加する必要があります。
くわしくは以下の記事にまとめています。
Album List Panelの設定
Configureの設定
Toolbar -> Configure -> Media Library -> Album List Panelから設定を変更することができます。
一応、以下に各要素の意味を説明しておきます。
Views
自分でカスタムしたビュー(表示規則)を作成することができます。コロンの左はビュー名、右はThe formattingによるカスタムビュー規則です。
Double-click action
要素をダブルクリックしたときの動作を変更できます。標準はツリーの開閉です。
Middle-click action
要素をミドルクリックしたときの動作を変更できます。標準は新しいプレイリストを作成します。
Auto-send to playlist
チェックを入れると要素選択時にプレイリストを作成することができます。下部のテキストボックスの名前でプレイリストが自動生成されます。フィルターを表示する
Album List Panelの空白箇所で右クリックをして、Filterを選択するとフィルターを表示できるようになります。便利なので表示させておきましょう。
Album List Panelの使い方
使い方は単純でAlbum List Panelを右クリックしたときのviewのルールでfoobarのメディアライブラリのアイテムが表示されます。
色々とカスタムビューが作れるのですが、個人的には単純なフォルダ構造を示す「by directory structure」が一番使いやすいように思えます。
各要素をクリックするとさきほど解説したように自動的にプレイリストが作成されますし、ミドルクリックすると新規プレイリストとして保存されます。
フィルター使用の例
フィルターを使用することでメディアライブラリのアイテムを柔軟に検索することができます。例として2020年の楽曲を抽出して、そのプレイリストを作成してみましょう。
まずメディアライブラリの全要素が以下だとします。

ここで2020年の曲を検索するには、フィルターに「%date% IS 2020」と入力します。
すると、下図のように2020年の楽曲のみが抽出されました。




なお、フィルターの入力規則や他の例は以下にまとめていますので、詳しくはそちらをご覧ください。
まとめ
この記事ではAlbum List Panelの設定と使い方を解説しました。次はPlaylist viewの設定をしていきます。
この記事は「foobar2000 基礎編シリーズ」の一部の記事です。トップページや前後の記事へのリンクは以下です。