
「メルカリガイドラインで禁止された品物である」との理由で削除されてしまいました。
そのときは禁止された品物をあまり理解していませんでした。。。
この記事では自分の後学のためも含めてメルカリで禁止された品物をまとめてみようと思います。
また、最後に「実際に禁止された品物を出品するとどうなるのか?」も記載しています。
知的財産権を侵害するもの

偽ブランド品、正規品と確証のないもの
これはブランド品の偽造品の出品を禁止するものですね。注意すべきはたとえ正規品であっても、事務局側が正規品かどうか確証を持てない場合は削除対象となります。
よって、ブランド品を出品する場合はレシートやシリアルナンバーを写真として掲載し、
入手経路を説明文に載せる必要があるそうです。
ちなみに偽ブランドを出品するとメルカリの削除対象にはもちろんなりますが、
商標法・意匠法・著作権法などの刑事罰の対象にもなります。
■例
・ブランドの偽造品
その他知的財産権を侵害するもの
偽ブランド品ではありませんが、その他知的財産権を侵害するものも禁止されています。海賊版のCD/DVD/BDやハンドメイド品等で知的財産権を持つものを勝手に使用した場合などが当てはまります。
また、一時期流行ったマジコン(Nintendo DSにおいてカセットなしでソフトを起動するツール)も知的財産権を侵害するものなので禁止となります。
■例
・海賊版CD/DVD/BD
・商標権や著作権のあるデザインを勝手に使用したハンドメイド品
・芸能人の写真を勝手に使用したハンドメイド品
・ブランド品の一部を改造した品物
犯罪行為に関係のある可能性のあるもの

盗難品など不正な経路で入手した商品
もともと刑事罰の対象ですが盗難品など不正な経路で入手した品物も禁止となります。注意すべきは会社を退社後に会社関連のものを処分する場合です。
制服、社員証、社員証ホルダーなどは退社時に返却が求められなくても、
実際は会社が貸与していただけという場合もあります。
また、一般的な経路では入手不可能な商品も禁止です。
例えばまだ一般販売されていないスマホのサンプル品などがこれに当たります。
■例
・盗品や横領品
・会社から貸与された制服
・まだ販売されていないサンプル品
犯罪や違法行為に使用されるまたはおそれのあるもの
犯罪や違法行為に使用される可能性のあるものは禁止です。包丁はOKでしょうが、
警察官に職質されて銃刀法違反で捕まるような刃物や武器は禁止となります。
(もともと刑事罰の対象でしょうが…)
また注意すべきは悪用の可能性のある制服や社員証も禁止となります。
これを許してしまうと、例えば「電力会社の制服と社員証を入手してダムや原発でテロを起こす」などといった行為に使用できてしまうからです。
■例
・サバイバルナイフ
・殺傷能力のあるエアガン/モデルガン
・公的機関の制服や社員証
・悪用の可能性のある制服や社員証
・盗撮用カメラ
危険物や安全性に問題があるもの
危険物や人体に危険をおよぼす可能性もあるのは禁止です。注意すべきは花火です。一応、火薬が含まれていて危険ですからね。
法令に抵触するレベルのレーザーポインターも禁止です。
また、開封済みで使用すると人体に悪影響のある可能性のある衛生用品なども禁止です。
■例
・花火
・法令に抵触するレーザーポインターなど
・開封済みで使用すると人体に悪影響のある可能性のある衛生用品
公序良俗に反するもの

児童ポルノやそれに類するとみなされるもの
これも元々刑事罰の対象ですが児童ポルノに関するものの出品は禁止です。実際には児童ポルノではない商品でも、
タイトルなどからメルカリ運営が「児童ポルノの可能性がある」と判断した場合は削除されます。
■例
・一般的に児童ポルノ法で禁止されるもの
・タイトルなどから児童ポルノに関連するものと推定されるもの
18禁、アダルト関連
18禁/アダルト関連品も禁止となります。実際は18禁でなくとも、商品紹介画像に全裸に近い画像が映っていてメルカリ運営がアダルト品であると判断した場合は削除されます。
18禁/アダルト関連品を処分した場合はヤフオクをおすすめします。
ヤフオクの場合は「アダルト」というカテゴリで取引することができます。
■例
・アダルトビデオ/ゲーム/グッズ
・成人向け雑誌/漫画
・全裸に近いもの
使用済みの下着類
いわゆるブルセラにあたる、使用済みの下着類はクリーニング済みであっても禁止となります。また、新品と称していてもブルセラ的な価格設定になっている場合は削除対処となります。
■例
・一度でも着用をした下着や水着
・ブルセラ的な価格設定になっている下着や水着
使用済みのスクール水着、体操着、学生服類など
いわゆるブルセラにあたる、 使用済みのスクール水着/体操着/学生服などはクリーニング済みであっても禁止となります。また、新品と称していてもブルセラ的な価格設定になっている場合は削除対処となります。
■例
・一度でも着用した水着/体操着/学生服など
・ブルセラ的な価格設定になっている下着や水着
薬物や医薬品など

医薬品、医療機器
医薬品は禁止です。これはそもそも薬事法で許可なく個人間で医薬品を販売することはできないためです。
漢方薬品も禁止とのことですが、漢方薬品のもととなる生薬はどうなんでしょうね…?
また、処方箋を必要とする医療機器も禁止とのことです。
■例
・一般用医薬品
・処方箋を必要とする医薬品/医療機器
許認可のない化粧品類や化粧品類の小分け
手作りの化粧品や小分けにした化粧品も禁止です。また、個人輸入した化粧品も禁止です。
■例
・手作りコスメ/石鹸など
・個人輸入した化粧品
法令に抵触するサプリメント類
法令に抵触するサプリメントは禁止されます。また、注意しなければならないのが個人輸入したサプリメントで、こちらも禁止となります。
■例
・法令に抵触するサプリメント
・個人輸入品
農薬、肥料
農薬や肥料については都道府県知事へ届け出および許可のない場合には禁止されています。こちらについては複雑なのでメルカリのガイドラインを参照ください。
■例
・農薬取締法に基づき販売が禁止された農薬
・肥料取締法に基づき販売が禁止された肥料
・小分けされた農薬/肥料
食品

保健所許可や営業許可のない食品、開封済みまたは到着後1週間以内に消費(賞味)期限が切れる食品
開封済みの食品や賞味期限切れの食品は禁止されています。食品出品時には以下の写真を掲載する必要がありますので注意です。
・食品表示(名称/原材料名/内容量/保存方法/販売者)
・賞味期限(消費期限)
また、個別袋が外袋に梱包されている商品の外袋を開梱して個別袋を出品する場合には、
個別袋それぞれに食品表示と賞味期限表示が存在している必要がありますので注意してください。
■例
・販売許可のない食品
・開梱済みの食品
・食品表示や賞味期限の画像のない出品
・ 食品表示や賞味期限の画像のない個別袋の出品
その他
たばこ
たばこは電子たばこ・リキッドを含めて禁止です。禁煙用のニコチンの含まれたガムなども禁止なので注意してください。
ちなみに、同じく20歳で規制されるアルコールは食品扱いで出品することができるようです。
■例
・たばこ
・電子たばこ・リキッド
・ニコチンやタールの含まれるもの全て
現金、金券類、カード類
現金、金券、カード類も禁止です。現金については一時期問題になりましたね。
実質、法外な金利をつけたことになるため違法となるそうです。
金券、カード類については同様の理由もしくは資金洗浄に使用されるから禁止されているのでしょう。
■例
・現金
・金券
・カード類
領収書や公的証明書
領収書や公的証明書は禁止されます。領収書は現金禁止直後によく出品されてましたね。
会社の経費で落として不正に現金を横領するらしいです。
■例
・領収書
・公的証明書
チケット類
社会問題にもなっていますが、転売目的のチケット出品は禁止されるそうです。また記名式の航空券も禁止されます。
転売目的ということは、 行けなくなったチケットを同額で出品する場合はOKなのでしょうか…?
■例
・転売目的のチケット
・記名式チケット
物品ではないもの (情報、サービスの提供など)
実際には品物が存在しないものは禁止となります。■例
・情報商材
・オンラインゲームの電子データ
・「〇〇をやります」というサービス
手元にないもの
これはせどり等の手口でよくあるパターンですね。手元に商品がないのに出品して、購入者が購入後に品物の手配を開始するというものです。
品物が実際には手に入らないなどのトラブルに繋がる可能性が高いため禁止しているのだと思います。
■例
・手元にないのに出品する行為すべて
所有者の変更登録が直ちにできないまたはそのおそれのある自動車やオートバイ
トラブルの可能性が高いため、所有者の変更登録が直ちにできないまたはそのおそれのある自動車やオートバイは禁止されるそうです。■例
・法人名義の車体
・残債のある車体
試作品(商品サンプル)の掲載がないオーダーメイド品
オーダーメイドを出品する際は試作品の画像が必要となります。■例
・試作品画像のないオーダーメイド品
象牙および希少野生動植物種の個体などのうち、種の保存法により必要とされている登録がないもの
象牙等の希少野生動物にかかわるものの出品は禁止されています。■例
・象牙
アクティベーションロックやネットワーク利用制限のかかった携帯端末、残債がある携帯端末、契約中の携帯端末
ロックのかかった携帯端末や残債のある携帯端末はトラブルの元となりますので、禁止されています。■例
・ロックのかかった携帯端末
・残債のある携帯端末
差別を意識させたり、それらにつながるもの
人種差別等、差別を意識させたりそれらにつながるものは禁止されています。■例
・ 人種差別等、差別を意識させたりそれらにつながるもの
事務局で不適切と判断されるもの
その他以下のようなものでメルカリ運営で不適当と判断した場合は削除されます。■例
・法令に違反するもの
・危険ドラッグ類
・生き物
・個人情報、または個人情報が含まれるもの
・情報商材人体、臓器、細胞、血液またはそれに類するもの
・ハードウェアウォレット
・その他、違法物全般出品画像や商品説明などが不快とみなされるもの
・トラブルの原因になるとみなされるもの
・いたずら出品とみなされるもの
・違法行為、違法商品の販売などの幇助にあたると判断するもの
・利用規約に抵触するとみなされるもの
ガイドラインで禁止された商品を出品するとどうなるの?

10分ぐらいで削除されて運営からメッセージが送られてきました。
メッセージの内容としては
・禁止された品物なので削除しました
・今後も違反行為を繰り替えす場合はアカウント停止などの処分をします
とのことでした。
ちなみに、メルカリボックス(メルカリのフォーラムページ)の投稿によると何回か違反行為をするとアカウント停止、さらに違反行為を繰り替えす場合にはアカウント削除となるようです。
また、アカウント削除になると売上金は没収されるとの噂です。
(メルペイと連携してても没収されるのかな…?)
まとめ
この記事ではメルカリで禁止された品物の一覧および例を記載しました。もし、メルカリを利用する際に「これって大丈夫かな…?」と思った場合にはこの記事を参考にしてはいかがでしょうか?