
通常、文字列の途中にカーソルを置いて、
キーボードを入力すると下図のようにカーソルの位置で入力した文字が挿入されます。

しかし、作業をしているといつの間にか下図のようにうまく挿入が行われずに、
文字が上書きされてしまうことがあります。

では、文字が上書きモードになってしまうのは何が原因なのでしょうか?
この記事では文字が上書きモードになってしまう原因とその対処方法を紹介しようと思います。
=== 目次 ===
文字が上書きされる原因と対処方法
文字が上書きされる原因は、そのままですが「上書きモードになっているから」です。
文字の上書き/挿入モードは「Insert」キーを入力することで、「上書きモード⇔挿入モード」と切り替わります。
なので、いつの間にか文字が上書きモードなっているのは、
気づかないうちにInsertキーを入力してしまっているんですね。
よって、上書きモードから挿入モードに戻すためには、キーボード上のInsertキーを押してやれば良いです。
Insertキーのキーボード上の場所は次のセクションで図付きで紹介しているので、そちらをご覧ください。
Insertキーを入力してしまうケースとは
さきほどのセクションで「文字が上書きモードになる原因はInsertキーが入力されるため」と紹介しましたが、ではInsertキーが入力されるケースにはどのようなものがあるのでしょうか?
キーボード上のInsertキーを押したケース
まず単純なケースです。キーボード上の「Insertキー」 を押すことで、Insertキーが入力されるケースです。
参考として、DellのキーボードKB216の画像を引用しますが、
その場合にはInsertキーは下図の赤枠の位置にあります。

一方で文字の削除によく使用する「BackSpaceキー」は黄色枠の位置にあります。
よく使用するBackSpaceキーの近くにInsertキーがあるため、
たまに間違ってInsertキーを押してしまっているんですね。
上記の図はDell KB216の場合ですが、
他のキーボードの場合にも、上図の位置にInsertキーがあることが多いです。
NumLockキーがOFFの状態でテンキーの0を押したケース
実はもうひとつ、Insertキーを入力してしまうケースがあります。それは「NumLockキーがOFFの状態でテンキーの0を押したケース」です。
実はWindowsではNumLockキーがOFFの状態でテンキーの0を押すと、
キーボード上のInsetキーを押したときと同じ動作をするようになっています。
テンキー使用後に文字が上書きモードになっている場合はおそらくはこのケースの状況だと思います。
ちなみに、NumLockキーの場所は下図の黄色枠の箇所にあります。

対策方法は?
こちらのケースについてはNumLockキーをONに固定してやることで回避することができます。NumLockキーを常にONに固定する方法は以下の記事にまとめていますので、そちらをご覧ください!
まとめ
この記事では、文字入力時に上書きされてしまう原因とその対処方法を紹介しました。作業中に上書きモードになってしまい、「これはなぜなんだろう?」と疑問に思っている方の参考になれば幸いです。