しかし、後述する対処方法を試したところ、かなりサックサクに動くようになりました!!
この記事ではその対処方法を図解で紹介していきたいと思います。
=== 目次 ===
VMwareが重い/遅いときの対処方法
VMwareが重い/遅いときの対処方法をいくつか紹介します。CPUおよびメモリのリソース割り当てを増やす
まずやるべきはCPUおよびメモリのリソース割り当てを増やすことです。リソースの割り当て変更方法は以下です。
仮想マシンをシャットダウンする
割り当てを変更するためには仮想マシンはシャットダウン状態である必要があります。リソースの割り当てを変更する
シャットダウンが完了したら、ホーム画面から対象の仮想マシンを右クリック→設定をクリックします。
左カラムでメモリを選択し、メモリのリソース割り当てを変更します。
仮想マシン上で動作させるソフトに併せてメモリの値を変更しましょう。
よく分からない場合は2~4 GB程度を設定して、それでも重いようならば値を上げていきましょう。
続いて、CPUのリソース割り当てを変更します。
プロセッサ→プロセッサのコアの数を仮想マシンで動作させるソフトに併せて変更します。
よく分からない場合は2~3程度の値をとりあえず設定しておき、それでも動作が重いようならば値を上げていきましょう。
Disk I/Oを減らす設定をする
詳細は後述しますが、私の環境ですとこの方法が最も効果がありました。なお、この方法はホスト側のメモリが大量にある(8GB以上が目安)に有効な設定ですのでご注意ください。
では実際に方法などを紹介していきます。
仮想マシンをシャットダウンする
この方法ではvmxファイルの設定を直接変更するため、あらかじめ仮想マシンはシャットダウンしておきましょう。vmxファイルの設定を変更する
仮想マシンのイメージがあるフォルダに*.vmxというファイルがありますので、適当なテキストソフトで開きます。開いたら、末尾に以下を追加します。
MemTrimRate = "0"
mainMem.useNamedFile= "FALSE"
sched.mem.pshare.enable = "FALSE"
prefvmx.useRecommendedLockedMemSize = "TRUE"
MemAllowAutoScaleDown = "FALSE"
下図は実際に追加をしてみた図です。
追加したら仮想マシンを起動させて動作が軽くなったか?を確認しましょう。
各項目の意味
パラメータ | 意味 |
MemTrimRate = “0” | 物理メモリ解放を抑制させる |
mainMem.useNamedFile= “FALSE” | メモリをファイルではなく実メモリを使用するようにさせる |
sched.mem.pshare.enable = “FALSE” | ページ共有機能を無効化させる |
prefvmx.useRecommendedLockedMemSize = “TRUE” | メモリ容量の可変化をやめさせる |
MemAllowAutoScaleDown = “FALSE” | メモリサイズの自動調節をやめさせる |
https://freesoft.tvbok.com/freesoft/virtual/vmware_tuning.html
電源オプションで高パフォーマンスに設定する
仮想マシンとしてWindowsを使用している場合は電源オプションから高パフォーマンスに設定をしておきましょう。仮想マシンのイメージのあるHDDをホストのシステムHDDとは別にする
仮想マシンのイメージがあるHDDがホストマインのシステムHDD(Cドライブ)の場合には、システムHDD(Cドライブ)に負荷が集中して動作が遅くなることがあります。イメージのお引越し方法を紹介します。
まずはライブラリからイメージを一時的に削除します(実際のデータは削除しません)。
仮想マシンシャットダウン後に、VMware Playerホーム画面から対象の仮想マシンを右クリックしてライブラリから削除をクリックします。
その後、通常のエクスプローラーから仮想マシンのメディアを移動させます。
最後に移動させた仮想マシンのメディアを下図の赤枠内からライブラリに読み込みます。
まとめ
この記事ではVMware Playerが重い/遅いときの対処方法を紹介しました。私の環境ではDisk I/Oをへらす設定が最も効果がありました!
このVMware Playerが重くて困っている方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。