Toastとはなに?という方は下図をご覧ください。
こんな感じの表示を見かけたことがあると思います。これがToastです。

Toastを表示する方法
Toastを表示するサンプルコードは以下です。Toast t = Toast.makeText(context, "これがToastです", Toast.LENGTH_LONG);
t.show();
1行目
1行目はToastのオブジェクトを生成しています。オブジェクト はnewではなくて、makeTextメソッドを使用して生成させます。
makeTextメソッドの各引数の意味は以下です。
引数番号 | 意味 | 解説 |
1 | Contextオブジェクト | Activityオブジェクトなどを指定しましょう |
2 | Toastメッセージ | Toastに表示する文字列を指定します |
3 | 表示時間 | 表示時間は以下の2通りあります。 ・LENGTH_SHORT ・LENGTH_LONG 詳細は後で後述します。 |
2行目
生成したToastオブジェクトに対して、showメソッドで実際に表示させます。Toastの表示時間
表示時間は・LENGTH_SHORT(=2秒ぐらい)
・LENGTH_LONG(=4秒ぐらい)
の2種類があります。
(逆に言うとたったの2種類しかありません;;)
以下にSHORTとLONGの比較をGIF動作で紹介します。
(動画の始点は揃えていません。すみません)


Toastの表示位置の変更方法
今までの例ではToastは画面下部に表示されていまししたが、表示位置を変更することができます。
表示位置を変更するにはさきほどのコードにsetGravitiyを追加します。
t.setGravity(Gravity.CENTER, 0, 0);
そのサンプルコードを実行すると下図のように、中央に表示できます。

setGravitiyの引数を以下に紹介します。
引数番号 | 意味 | 解説 |
1 | Gravitiyオブジェクト | 表示位置を指定します。 指定可能例をあげると、 CENTER, CENTER_HORIZONTAL, CENTER_HORIZONTAL,TOP などがあります。 上部の中央寄せにしたい場合は CENTER_HORIZONTAL | TOP と指定します。 |
2 | xオフセット | px単位でxオフセットを指定します |
3 | yオフセット | px単位でyオフセットを指定します |
ToastとAlertDialogの使い分け
ToastとAlertDialogの使い分けについて触れておきます。Toastは今までの例と見せたように一時的にしか表示されないため、
ユーザにちょっとした情報を伝えたいときに使用しましょう。
例えば、ユーザがファイルを削除を指示して、
無事に削除できたときなどはToastでお知らせすると良いと思います。
一方で、AlertDialogはユーザがアクションを起こさないと消せないため、
必ず伝えなければならない内容をお知らせしたいときに使用しましょう。
また、AlertDialogはOK,CancelボタンだけでなくViewを設定できるため、ユーザとの対話に便利です。
ユーザに判断を仰ぐときなどはAlertDialogを積極的に使用すると良いでしょう。