原因
残念ながら、VirtualBoxの初期状態では画面サイズの自動リサイズ機能は使用できません。自動リサイズ機能を有効にするには「Guest Additions」というソフトを仮想マシン側にインストールする必要があります。
対処方法
対処方法は以下です。- Guest Additionsを仮想マシンにインストールする
- 自動リサイズ機能を有効にする
Guest Additionsを仮想マシン側にインストールする
VirtualBoxツールバー→デバイス→Guest Additions CDイメージの挿入 をクリックします。
すると、下図のようなインストールウェザードが表示されるはずです。
表示されない場合は仮想マシン側のCD/DVDの自動再生を有効化し、再度CDイメージの挿入を実施してください。
「Next >」ボタンを押します。

インストール場所を聞いてきます。
「Next >」ボタンを押します。

インストールオプションを聞いてきます。
そのままで、 「Install」ボタンを押して、インストールを開始します。

インストールが開始すると途中で下図x3のようなインストールの警告が表示される可能性があります。
いずれとも「続行」ボタンをクリックします。



下図になればインストールは成功です。
「Reboot now」にチェックが入った状態で「Finish」ボタンを押して仮想マシンを再起動させます。
※かならず再起動させてください

画面リサイズ機能を有効にする
画面リサイズ機能を有効にするには、仮想マシンが起動した状態で下図の「ゲストOSの画面を自動リサイズ」を選択します。
上記の画面リサイズが有効の状態で、ホストPC上でウィンドウのサイズを変更すれば、仮想マシンの画面サイズが自動リサイズされるはずです!
Guest Additionsをインストールしても自動リサイズ機能が動作しない場合
ここまでのことを実施しても自動リサイズ機能が動作しないことがあります。その場合は以下を試してみましょう。ログイン後に自動リサイズするか確認する
Windowsの場合はログイン後のみに自動リサイズ機能が動作するようです。よって、ログインしてから自動リサイズ機能が動作するか確認しましょう。
グラフィックの設定
いまいち原因は不明ですが、仮想マシンのグラフィックの設定で自動リサイズ機能が動作しないことがあるようです。筆者の環境では下図の設定で自動リサイズが動作することを確認しています。自動リサイズが動作しない場合にはひとまず下図の設定を試してみてください。