
Windows PC上で共有フォルダの設定をして、スマホからアプリを介してその共有フォルダを開く必要があります。
しかしながら、スマホからWindows PC上の共有フォルダを開けないことが往々にしてあります。
この記事ではスマホ(Android, iPhone)からWindowsの共有フォルダを開けないときの原因と対処方法を紹介します。
=== 目次 ===
原因と対処方法
以下にスマホ(Android, iPhone)からWindowsの共有フォルダを開けないときの原因と対処方法の一覧を示します。スマホのWifi機能をオンにしていない
当たり前ですが、スマホからWIndows PCへ接続するためには以下のような接続をする必要があります。- スマホ→(Wifi)→Windows PC
- スマホ→(Wifi)→ハブ(ルーター)→(有線orWifi)→Windows PC
その場合はスマホのWifi設定をオンにしましょう。
ハブ機能ありのルーターを使用していない
スマホとWindows PCを直接接続しない場合は、ハブを介する必要があります。最近の一般的なルーターであればハブ機能も付いている場合がほとんどですが、
超格安のルーターの場合はハブ機能がないこともありますので注意しましょう。
その場合にはハブ機能ありのルーターを手に入れるか、Windows PCとスマホをWifiで直接接続しましょう。
ハブ機能ありのルーターの場合、バッファローのルーターが安定してオススメです。
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また、Windows PCにWifi機能がない場合は以下のようなUSBのWifi親機を使用することで、スマホと直接に接続することができます。
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共有フォルダの設定ができていない
そもそも共有フォルダの設定ができていない場合はスマホから共有フォルダを開くことはできません。共有フォルダの設定方法はここでは割愛しますが、
別のWindows PCをもう1台もっている場合は、
「Windows PC同士で共有フォルダを開くことができるか?を試す」ことで「共有フォルダの設定が上手くいっているか?を確認する」ことができます。
セキュリティソフトの設定の問題
共有フォルダの設定がきちんとできていても、セキュリティソフトの設定の問題で共有フォルダにアクセスできない場合があります。こちらについても、別のWindows PCをもう1台もっている場合は、
「Windows PC同士で共有フォルダを開くことができるか?を試す」ことで「共有フォルダの設定が上手くいっているか?を確認する」ことができます。 [ad]
アプリがSMB 1.0にしか対応していない
スマホからWindows PC上の共有フォルダにアクセスする際はアプリを介して行うと思いますが、アプリはSMBというプロトコルを用いてWindows PC上の共有フォルダにアクセスします。
SMBには1.0, 2.0といったバージョンが存在します。
一方で、Vista以上のWindows OSの場合にはSMB v1.0がセキュリティ上の問題からデフォルトでオフになっています。
よって、Windows Vista以上のOS かつ アプリがSMB v1.0にしか対応していない場合はスマホからWindows PC上の共有フォルダを開くことができません。
以降でその対処方法を紹介します。
SMB 1.0を有効にする
SMB v1.0はたしかにセキュリティ上の問題が無いわけではないですが、自宅のネットワーク上では問題はありません。よって、SMB v1.0を有効にしてしまえばSMB v1.0にしか対応していないアプリでもWindows PC上の共有フォルダを開くことができます。
SMB v1.0を有効にする設定方法は以下の記事にまとめましたので、そちらを参照ください。
SMB 2.0対応のアプリに変更する
アプリがSMB v2.0に対応していれば上記の設定をする必要はありません。よって、ファイラーアプリをSMB v2.0に対応しているアプリに変更することも対処方法のひとつです。
SMB v2.0に対応しているアプリとしては、例えばAndroidの場合はX-prolerがあります。
まとめ
この記事ではスマホからWindowsの共有フォルダを開けないときの原因と対処方法の一覧を紹介しました。もし、 スマホからWindowsの共有フォルダを開けないときはこの記事の内容を確認してみてはいかがでしょうか?